第23回日本口腔インプラント学会関東甲信越支部学術大会報告

去る、10月19日、赤坂・都市センターホテルにて演題数86題、参加者約500名にて盛会に行われました。これは、主幹である社団法人日本歯科先端技術研究所への支部長先生以下諸先生方の御理解とインプラント診療への熱心な取り組みをされている会員の先生方、また、学術大会運営のため準備委員・実行委員として御苦労された歯科医師・歯科衛生士の方々のおかげであると感謝しております。
近年、社会的な認知を受け、多くの患者さんが「咬める喜び」をインプラント療法により享受しております。
また、その一方、インプラント療法への批判・医療過誤もそんざいします。患者さんの喜び、インプラント界の発展の一助となるべく 私自身もより一層の努力を怠らず、精進する所存です。
御協力・御参加された皆様、本当にお疲れ様でした。

第23回日本口腔インプラント学会関東甲信越支部学術大会
実行委員長 簗瀬武史(ヤナセ歯科医院)


学会を終えて(ヤナセ歯科医院 歯科衛生士 鈴木麻里)

2003年10月18日・19日の2日間にわたって開催された第23回日本口腔インプラント学会の衛生士セッションにて、「インプラント療法における歯科衛生士の業務について - 初診時からメインテナンスまで」について発表させていただきました。

発表当日は、会場に数百人の先生方や衛生士の方々で盛況でした。生まれた初めて参加した学会だったのですが、想像以上の人の多さと、会場の大きさに驚きと緊張でいっぱいでした。発表は、不慣れながらも無事終わり、安心と今までの緊張がほどけ、ホッとしていると、一番に「頑張ったな!」と声をかけてくださったのは、院長先生でした。
あがり症の私として「完璧な発表ではなかったのでは?」と思いますが、院長先生の暖かい言葉に感謝と感動を覚えました。

最後に、発表するにあたって、ご指導、アドバイスをくれた院長先生はじめ、市川・江黒・加藤先生ならびに院内のスタッフに大変感謝しております。この貴重な経験を生かして、今後、患者の皆さまの何かお役に立てればと思っております。

発表内容
インプラント療法における歯科衛生士の業務について - 初診時からメインテナンスまで -
鈴木麻里,石橋利枝子,吉野由香,松本薫,
加藤大樹,市川博彰,簗瀬武史,  
医)泰峰会 ヤナセ歯科医院
日本歯科先端技術研究所

I 目的
近年,インプラント療法は一般的な歯科臨床となった.それに伴い,院内における歯科衛生士業務も多種多様化している.また,使用機器もデジタル化され,その使用には専門的な知識も求められている.今回、当院におけるインプラント療法時,初診からメインテナンスを通しての歯科衛生士業務を報告する.

II 使用機器および業務の概要・方法
術前・術中・術後の患者へのインフォームドコンセントおよび施術説明はX線撮影写真に加え,口腔内カメラ(Satelite ScopeおよびCanon 10D)2機種を使用し行う.撮影された画像は,デジタル画像管理ソフト(Exit Viewer)を用い,PC上で管理,保存し,各時期での患者への説明に歯科医師と同席する.
当院ではインプラント施術中,Video Overlay Monitoring System(VOLMS)を用い,患者の術中管理を行う.施術前、施術器具の準備と同時にVOLMの始動準備も行う.
顎関節運動機能の測定にはGAMMA社製CADIAXを用いる.測定は歯科医師が行うが,CADIAXの測定準備および測定後の歯面清掃を行う.リコールに関しては上部構造装着,3ヶ月経過後および6ヶ月毎に行う.その患者への通知等も歯科衛生士業務の一環としている.

III 考察
歯科医療環境はめまぐるしく変化している.それに伴い,以前の歯科衛生士業務に加え,医用工学的知識の習得,生体情報への理解度また,インフォームドコンセントの一助となりうる努力が必要である.