「歯ぐらい、いいや!」と思っていませんか?
虫歯や歯周病と全身疾患との関係が明らかにされています。

お口の中の主な疾患

う蝕(虫歯) 歯周病(歯槽膿漏)根尖性歯周組織(歯根の先に膿が溜まる)
顎関節症粘液性疾患ガン

虫歯・歯周病は?

お口の中の細菌が原因の感染症です。 決して、長年にわたる使用や老化ではありません。

淋病は淋菌、炭疽菌は人間に感染して悪さをします。

お口の歯垢(プラーク)や歯石の中の細菌(ばい菌)が歯を溶かして歯の中に巣をつくり、虫歯を作り、また、歯槽骨(歯を支えている骨)や歯肉を化膿させてしまいます。

 

虫歯や歯槽膿漏が全身に及ぼす多大な影響

精神的なコンプレックス

・好きなものが食べられない
・入れ歯を入れることにより自分の老化を実感してしまう
・口臭を周囲の人に不快感を与えたり、指摘されたりしてしまう
歯周ポケット内の嫌気性菌が食べかすを分解し、それにより悪臭をつくります。

食生活の変化

・魚介類・つけもの・野菜等、「歯ごたえ」を実感できなくなります
・摂取する栄養のかたよりを招く場合があります
・おいしく食事を摂取することが一番の滋養です。

全身の臓器に及ぼす影響

・咀嚼は唾液の分泌を促します
唾液は歯の表面を洗い流し、掃除をしてくれます(自浄作用)。
また唾液中には免疫物質や若返りのホルモンが多く含まれています。

加齢により唾液の分泌が減る場合がありますので咀嚼により分泌を促さなければいけません。

咀嚼と脳の関係

力強い咀嚼は頭頚部の筋肉の衰えを防ぎ、筋肉収縮の動き、また、歯から骨を通しての刺激が脳の老化を防ぎます

・咀嚼と胃の関係
お口は最初の消化器です。よく、食物をすりつぶすことで、胃への負担を軽減します
・ サイトカインと脳血栓・心筋梗塞
歯周病になるとサイトカインという物質が産生され、血液中に混じり全身に回りますが、サイトカインは血液中で血栓をつくりやすいです
・歯周病原菌と狭心症
歯周病の細菌が血液に混じり、菌血症を起こすと心疾患の患者さんの場合、狭心症の発作を起こす原因になります

お孫さんを予定されている方へ(番外編)

妊娠中はホルモンの分泌が変化して酸性に傾くため虫歯や歯周病になりやすくなります

歯ぐきに炎症が起きると、プロスタグランチン(起炎物質)が産生され、それが妊婦の子宮内膜に作用すると早産の原因になります

高齢者の看護をされていらっしゃる方へ

高齢者の死因で多い肺炎はカゼでなる場合より嚥下(えんげ)性肺炎が全体の70%を占めます。 高齢者は舌、咽頭の動きが悪くなり、食べ物や就寝中に唾液が気管から肺へ流れ込みやすくなります。これによって、口腔内の細菌で肺炎がひきおこされます。歯周病の菌や汚れた入れ歯についている菌などが原因。 常にお口の中を清潔に保つことが不可欠! また、寝たきりの方は食事の体位に注意!

歯肉縁上プラークコントロール患者さんの分担
ブラッシング
フロッシング
歯間ブラシ
うがい薬
薬用歯磨剤

歯医者には1年に1回は訪れて歯石をとったり、定期検診をうけましょう。自覚症状がでた時はもう、重症です。痛む前に治療を受けましょう