モリタ社アーウィン アドベール。このレーザーはエルビウムヤグレーザーです。虫歯の治療、歯周病の治療（歯周ポケットの滅菌、歯石除去、歯周ポケットの掻爬、歯肉剥離掻爬術）や小帯切除、歯肉の色素沈着除去、口内炎の治療など適応範囲の広い使用ができるレーザーです。表層のみの反応で熱の発生も少ないので痛みがかなり少ないなどのメリットがあります。
パナソニックヘレウス社PANALAS C10。このレーザーは炭酸ガスレーザーです。1992年発売のこのレーザーを当院ではいち早く導入しました。当院の設備機器の中では最古参ともいえますが、歯肉のメラニン除去、虫歯の治療など使用用途は広いです。残念ながら、アーウィンアドベールのように保険適用されていないので使用頻度は下がっていますが、まだまだ現役で有用な医療機器です。
当院では世界的一流メーカーであるカールツアィス社製の歯科手術用マイクロスコープ(顕微鏡)を導入しています。 この顕微鏡は施術野を最大約21倍で見ることができます。歯根の根管治療や歯根端切除術や歯周外科手術、インプラント手術など歯内療法から口腔外科手術まで幅広く使え、拡大することにより詳細な情報を伝えてくれます。コーンビームCTと、このマイクロスコープを組み合わせた歯科治療は最大限の効果的な治療を可能にしてくれます。
当院では3階診療室に日本コーリン社製BP-88、4階診療室にオムロンHBP-2070を設置しています。BP-88はオムロンHBP-2070と同様、血圧・脈拍・動脈血酸素飽和度、脈波に加え、2誘導の心電図も測定することができます。家庭用の測定器を使用している医療機関もありますが、予備力の低下した高齢者の患者さんの場合、血圧が高い、低いよりも瀬術中の変動幅（つまり、どれくらい血圧や脈拍が変化しているか？）を確認することが大切です。優秀な測定機器で施術中、3分おきや5分おきに測定して生体管理をすることがモニタリングの基本です。
iPadを用いた口腔内検査管理ツールです。わかりやすいイラストと説明文で患者様ひとりひとりの検査結果をご説明します。検査結果は印刷してお持ち帰りいただけるので、ご自宅でのセルフケアにも役立ちます。
最近さまざまな施設で設置されているのを見かけるAED。当院でも万が一の事態に3階診療室、4階診療室にフィリップス社製AEDをそれぞれ1台ずつ設置しています。
採血した血液から血小板を濃縮した血漿のことです。血小板には細胞の増殖を促進する成長因子があり、止血作用とともに組織の修復機転に関与します。したがって、PRPを用いることにより、創傷治癒を促進し、術後の痛みや腫れを防ぐ作用があります。しかも、ご自身の血液から生成したものですから安全です。
インプラント埋入専用に作られたエンジンです。回転数やトルクを精密に制御することで、安心・安全にインプラントを埋入することができます。当院ではKaVo社（ドイツ）製のエンジンを使用しています。
プラズマアークによる強力な光源を用いることで、従来30～40秒かけて硬化させてきたレジンを約3秒で硬化させることが出来るハイパワーの照射器です。また、歯にダメージを与えることなくホワイトニングができます。
イタリアSilfradent社製の超音波切削器具です。ピエゾ（圧電素子）を使用した超微細振動により硬組織を選択的に切削することが出来ます。軟組織（歯肉や粘膜）を傷つけずに手術を行うことが出来るので、インプラント手術の際、神経や血管に近接せざるを得ない症例や、上顎洞挙上術を併用する症例などを安全に行うことが可能です。
診療中ご気分が悪くなったり、急な血圧の変動が起きた際にすばやく対応できるよう、医療用酸素を準備しております。また、外科処置時は、安定した血圧で手術を行えるよう酸素吸入を行っております。
静脈内鎮静を行う際、一定のペースで静脈内麻酔薬を入れるためのポンプです。これを用いることで安定した鎮静効果が得られます。
フットペダルを使用した光量調整などにより、治療中の余計な動作や中断を減らします。高品質なLED灯で口腔内の視野を広げ、手術の正確性を上げます。また、内蔵されている電動式レンズによって、液晶モニタには最大22倍に拡大された鮮明な画像を表示、細部まで細かく状態を確認することが可能です。
(有）ウエイブレングス http://www.wavelengths.jp/
半導体から放出されるレーザーを照射することで、細胞内のプロテインやミトコンドリアが反応し、バイオスティミレーション（生体刺激）が起こります。その結果、人間が持つ本来の自然治癒能力が高まり、血管、神経、組織の活性・再生が向上します。 従来のレーザーに比べ、ルミックス2はより深い部分（5cm～8cm）までレーザーが到達します。
(有）ウエイブレングス http://www.lumix2.jp/
お口の臭いでお悩みの患者さんは数多くいらっしゃいますが、その多くは主観が大きくかかわっています。口臭測定器ブレストロンは、高感度ガスセンサーで口臭の原因物質とされる揮発性硫黄化合物（VSC）を検出して、口臭の強さを客観的に評価する装置です。数値に基づく客観的な評価をすることで適切な治療を行います。
歯周病の最大の原因は歯周ポケット内の細菌です。特に悪玉であるスピロヘータなどの原因菌を実際に顕微鏡で観察し、患者さんご自身にも見ていただくことで、歯周病に対する理解を深め、治療に対するモチベーションを高めていただく努力をしております。
光殺菌による歯周病原菌殺菌システムです。メチレンブルーを主成分としたバイオジェルで細菌を染色し、無熱の赤色光と化学反応させる事で活性酸素を発生させ細菌を死滅させます。深い歯周ポケットやインプラント周囲炎に対しても効果が認められる最先端の光殺菌技術です。
モリタ社トライオートzx。トライオートは当院には5台設置しています。この機材は歯の神経を抜くときや根尖病巣がある歯の根管治療に使用します。根の先の電気抵抗を測定することにより、根管長を測定しながら、根管を拡大・形成していきます。根の先まで到達すると逆回転しますので、チタンニッケルファイルと組み合わせて使用することにより湾曲していたり、複雑な形態の根管も確実に治療することができます。確実な根管治療を行うと、抜歯しなければならないような歯も残すことができます。
クリーニングパウダーを超微細ウォータースプレーで噴射することで、しつこい色素沈着やプラークをすばやく除去することができます。 従来の炭酸水素ナトリウムを用いたパウダーは清掃力が高いかわりに、独特の塩味があり敬遠されがちでした。グリシン配合の新しいパウダーはほのかな甘みがあり、好評です。極度の色素沈着は炭酸水素ナトリウムを用いますが、軽度の着色や、インプラントのメンテナンスなどにはグリシンのパウダーを使用しております。
Electro Medical Systems AIR-FLOW® S1
http://www.ems-company.com/en/dental/products/air%20polishing/air-flow%20s1/
診療チェアには、液晶モニタを取り付けています。診療中、少しでも気をまぎらわせたりリラックスできるよう、映画や環境映像などを流したり、必要に応じて治療説明用の画像を表示したりすることができます。
