最近、新聞その他で歯科の滅菌の問題が提示されています。 切削器具の使いまわしなどが報道されていますが、当院では治療用ユニットの本体はドクターサイド、アシスタントサイドともに口腔内で使用する器具は患者さんごとに交換、滅菌・消毒を行っています。
感染症をお持ちの患者さんを診療した後の診療用ユニットは定められた滅菌マニュアルに従い、消毒後、放置を行い、院内感染に努めています。また、切削用のダイヤモンドバー、根管治療用の切削ドリルなども患者さんごとに滅菌機器を使用しています。 どんなに良い滅菌機器があったとしてもそれを使うのは人間です。消毒・滅菌のマニュアルを全員のスタッフがマニュアルを遵守し、組織全体として取り組むことが一番大切なのです。
インプラントをはじめとした複雑な治療では、歯科医師だけでなく、サポートする歯科衛生士など複数のスタッフが役割を分担して動き回るため、広めのスペースを用意しています。個室になっており、よりクリーンな環境にするための装置を設置して、あらゆる歯科治療に対応できるようになっています。また、治療用ユニットはドイツ製のブルマバを設置しています。手術用ユニットのブルマバは、施術時に患者さん・術者とも安定した姿勢を保ち、ストレスを軽減することができます。またオペ室には大型液晶モニタを設置し、エックス線画像や術中のモニタ画像やマイクロスコープ(手術用顕微鏡)の映像を映すことができ、術者・介補者共、オペに携わるスタッフ全員が情報を共有することができます。
インプラント手術等外科処置においては清潔な環境はとても大切です。当院では安心・安全な治療空間を目指し、天井設置型の手術用空気清浄設備「クリーンエリアプラス」を導入しました。"清浄度クラス10,000"の清潔で安全な手術室を確保しています。
当院は、オペ室にはクリーンな環境づくりのために東京技研製クリーンアリアを設置していますが、4階一般診療室に2機、待合室に1機、3階診療室に1機、合計4機の業務用空気清浄装置エアロシステム35Mを設置しています。毎分35m3の空気清浄能力を持つ、本格的な業務用空気清浄装置であり、市販の置き型空気清浄機の7~10倍の空気清浄能力があります。 http://www.aeroserv.co.jp/business/
当院3階診療室に2台設置しており、入れ歯や仮歯を調整する時に出る細かな粉塵を吸い込み、患者様にクリーンな院内環境を提供する設備です。
当院では一般的な高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)だけでなく、熱に弱い手術器具などを滅菌するためにホルマリンガス滅菌器を使用しております。器具の消毒は専属スタッフが行っており、感染対策には常に万全の注意をはらっております。
歯科用ハンドピースメインテナンス装置は、モリタ社製ルブリナを設置しています。ハンドピースをセットして自動的に注油・洗浄します。高い洗浄効果で、手作業によるバラツキもありません。
オサダ社プチクレーブ。タービンや小器具などインスツルメント専用の小型高圧蒸気滅菌器です。短時間でインスツルメントの外科手術などの緊急時の滅菌にも対応できます。
たくさんの人が使用するスリッパ。きれいに殺菌したものを気持ちよく使っていただけるよう、スリッパ用の殺菌器を2台導入しています。