偏頭痛や肩こり、体調不良やイライラしたり、「やる気」が起きないなど、身体との関連がはっきりしない症状は顎関節症が原因かも知れません。
当院に通院していらっしゃる患者さんの中にも耳鼻科、整形外科、脳外科に通院したものの原因が特定できなかったり、症状が改善されないことでお悩みになっていた方も多いです。
咬み合わせが低くなったり、咬み合わせの平面が乱れると下アゴの位置が変わります。
- 歯並びが悪くなる
- 咬合性外傷を伴う歯周病の急速な悪化
- 下アゴと上アゴの蝶つがいにある部分(下顎頭)が側頭骨を圧迫し、頭蓋骨へのひずみを起こし、偏頭痛や肩こりの原因になります。
残念ながら現在の健康保険範囲内の治療では根本的な顎関節症の治療を行なうことは難しく、一時的な対処療法に近い形の医療しか行うことはできません。
当院では根本的な治療を行なう場合、顎関節症の患者さんにはX線撮影を行い、顎関節を測定する装置で前後左右、開口・平行運動の下顎頭の動きを調べ、一口腔単位の治療を行ないます。
右の写真:顎関節測定装置(キャリアックス・ドイツ製)
当院では顎関節症の治療はドナウ大学院大学 スラブチェック教授(前ウィーン大学教授)および神奈川歯科大学 佐藤教授の学問的体系に基づいた治療を実践しております。