口腔外科|唾液腺の病気

唾液腺の病気

唾石症

口底部には唾液腺の導管が開口し(穴は小さいのでほとんど見えません)、顎下腺や舌下腺で作られた唾液を口の中に分泌していますが、その導管内に(胆石などと同じように)石が形成される場合があります。石が大きくなって唾液の流出を妨げますと、食事の際に痛みを発したり、顎下腺が腫れたりします。この場合には、手術を行った石を除去しなければなりません。

導管内に石が形成された症例
導管内に石が形成された症例
レントゲン写真
レントゲン写真

顎下腺炎

唾石の存在などにより唾液の流出が妨げられると、外部の細菌は容易に導管内に侵入してきます。 細菌は導管の奥に存在する顎下腺に付着し、顎下腺の腫脹や疼痛を引き起こします。唾石の場合には石を除去することで多くは治癒しますが、慢性に移行した場合には、手術が必要となります。

顎下腺炎の症例
顎下腺炎の症例

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