市民新報コラム

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この夏の過ごし方 (2022年8月)

新型コロナウィルスやサル痘など感染症の話題で健康維持のために大切な行動へ抑制がかかっているように思えてなりません。新型コロナウィルスに罹患しないことは大切ですが、「コロナにかからないことが健康」ではありません。

私は午前4時40分に起床し、愛犬と1時間半の散歩に出かけます。毎日朝9時半から午後7時まで診療し、昼休みもオペや診療、診療相談を行う毎日ですから時には辛い日もあります。
私は朝の散歩中、マスクをしません。人も少ない早朝ですし、充分な呼吸を行うことができます。また、早朝は静寂を耳で感じ、草花の匂いを鼻で感じ、五感が研ぎ澄まされます。また、すれ違う散歩の方と「おはようございます」と挨拶をするのは気持ち良いものです。もちろん、愛犬家と立ち止まり、犬談義をする時はポケットからマスクを取り出し、装着するエチケットは遵守しています。「早起きは三文の徳」とはよく言ったものです。
朝の太陽の日差しは脳を覚醒させるセロトニンというホルモンが分泌されますし、朝、日差しを浴びると夜になるとメラトニンというホルモンが分泌されぐっすりと眠ることができます。元気な方はジョギングをされていますが、無理にジョギングをする必要はありません。正しい姿勢で少してきぱきと歩くだけで体幹も鍛えられます。水分補給に気を使いながらうっすらと汗をかくぐらいが良いでしょう。
帰宅後、私は30分入浴し、読書にいそしみます。高齢の方はあまり熱い温度は避けてぬるま湯程度がベストです。炎天下での散歩は熱中症の危険がありますし、夜はころんだり、つまずいたりする危険があります。たしかにコロナ感染は避けなければいけませんが、家に引きこもることは精神衛生にとってよくありません。
夏は日も長く、夜更かしをしがちになりますが、早寝早起き+散歩を励行してみてください。あとは「腹八分目」が大切ですが、これは私も守れていないので皆さまにお教えできません!(笑)

(文責:神奈川歯科大学客員教授 医学博士 簗瀬 武史)

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