市民新報コラム

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最近の歯科矯正のお話(1999年10月)

 今回のテーマは最近の歯科矯正についてです。電車やバスの中で"歯科矯正"という歯医者さんの看板が目につくようになりました。そんな看板を見て、矯正は子供が対象だし、お金は高いし…とお考えではありませんか?
確かに矯正装置(歯につける金属や針金みたいなもの)をつけているのは、中学生や高校生に多いのは事実です。しかし、その治療対象になっているのは、なにも中高生だけではありません。最近の治療では、歯周病で歯並びがガタガタになってしまった方や様々な理由で歯並びをきれいにしたいという50~60代の方も治療されるようになりました。それでも、今さら矯正装置をつけるのはちょっと…という方は多いようです。しかし、昔の装置とは違い、最近のものは歯と同じような色ですし、どうしてもというなら舌側につける矯正方法もあるようです。又、全ての歯を並べるのではなく、部分的に治すことも可能です。一般にMinor Tooth Movement(MTM)と呼ばれますが、横に倒れてしまっている歯を起こしてあげたり、舌側に入ってしまっている歯を並べてあげたりと一部分だけを治すことができるのです。この方法を応用することで、抜かなければならなかった歯を抜かずに治療することができたりします。この部分矯正は、そんなに高い治療代はかからないものです。
これまで、お話したように歯科矯正は中高生だけが対象ではないのですが、歯科矯正治療も適応症を選ぶ必要があります。矯正専門や認定医に相談されることをお勧めします。(子供の歯並びについては次号でお話する予定です。)
歯科矯正は虫歯を治したり、歯石をとったりという昔ながらという印象が強いようですが、進歩しているのは家電用品やパソコンだけではありません。前回のインプラント療法や入れ歯にしても、日々進歩を続けています。かかりつけの歯科医師にご相談を…。


(医学博士、日本口腔インプラント学会認定医 簗瀬 武史)

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