市民新報コラム

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長寿新年 健康元年 (2016年1月)

読者の皆様、あけましておめでとうございます。

昨年来、世界では平和が脅かされることが多々ありましたが、皆様におかれましては穏やかに新年をお迎えになっていることでしょう。

現在、4人に1人が65歳以上の高齢者ですが、2025年には3人に1人が高齢者になると言われています。平均寿命より健康寿命が大切であり、健康長寿の重要性が唄われています。 職業柄、多くの高齢者の皆さんに接しますが、ヒトの齢の取り方はさまざまです。お若い頃、病弱で大病をされているに係わらず、高齢になってもお元気な方もいらっしゃれば、現役を退いた後に急にお歳を召してしまった方、現役時代にスポーツに精を出し壮健であったにかかわらず急に体力全般が低下してしまう方もいらっしゃいます。また、私の患者さんには70歳を超えて癌や悪性リンパ腫に罹患しても健康を回復され、日常生活に支障なく暮らしている皆さんもいらっしゃいます。

ヒトの体質や寿命はある程度DNAにより決定され、個体差があるのは事実ですが、環境要因や気力で左右されます。私は一番、大切なのは「気力」だと思っています。では、「気力」の源は何かというと、「喜び」であると思っています。「喜び」は多種多様です。「食べる喜び」「唄う喜び」「笑う喜び」お仕事を続けられ「頼りにされる喜び」、「人に教える喜び」「お孫さんと共にする喜び」「人にやさしくされる喜び」「社会に奉仕する喜び」頑固な方になれば「お説教する喜び」もあるかもしれません。私は高齢者の皆様が「生きている喜び」を感じる社会形成が健康長寿には不可欠であると思っています。 そして、もう一つ大切なのは「口腔ケア」だけでなく、「口腔機能の維持」です。健全な口腔機能の維持が認知症予防に非常に効果的である事は様々な研究で明らかになっています。寒い冬に無理をして歯科医院に定期健診に行く必要はありませんが、暖かい春が訪れたら検診を受診なさってください。

(文責 神奈川歯科大学客員教授 医学博士 簗瀬 武史)

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