市民新報コラム

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謹賀新年 健康元年 (2015年1月)

読者の皆様、あけましておめでとうございます。本年が皆様にとって健やかな一年になりますよう祈念いたします。

四季の移り変わりがこれほど美しい国は世界中を見ても日本だけではないかと思います。その反面、日本ほど自然災害の多い国はないのではないでしょうか?

先日も地震の発生率の発表が行われましたが、予想以上の数字に皆さんもびっくりされたのではないでしょうか?元来、日本人は忍耐強く秩序正しい民族だと思っています。幾多の国内外での戦や多くの自然災害に遭遇しても自らの力で再建を繰り返してきました。バブル崩壊後、市場経済が乱れる中でも、破綻しかけた年金を懸念しても冷静でいます。そして現在、少子化と高齢者社会を迎え、国力の低下を懸念する声もあります。

昨年の大河ドラマの主人公黒田官兵衛も享年58歳でした。江戸時代の平均年齢は一説には50数歳と言われています。もちろん、乳幼児の死亡率が高かったので比較できませんが、今よりも短命であったことは事実です。その短命の世でも日本地図を作成した伊能忠敬は55歳を過ぎてからその活動を始めましたし、徳川家康は80数歳まで長生きしました。医学が発達した現在、60歳の定年を迎えてもまだまだ現役でお仕事に就ける方はたくさんいらっしゃいます。

とにかく、高齢者の皆さんがご健康で今までのお仕事を生かせるような就職やご自分の夢、理想を実現する活動、趣味を生かしたライフスタイルなど意欲的な選択をしていくことが、健康寿命には不可欠です。それと「歯」です。「健康」には「健口」が不可欠です。日本の四季は季節ごとの実りを、豊饒の海は宝物を私たちに与えてくれます。

ご自分の嗜好に合ったものを食べる満足感、十分な摂食はご自身の血となり、肉となり、そして気力の源となることでしょう。あと2ヶ月たてば、春の息吹も感じられるはずです。暖かくなったら歯科医院へ足をお運びになり、歯科検診を受診してください。

(文責 神奈川歯科大学客員教授 簗瀬 武史)

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