市民新報コラム

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まだまだ、気が抜けない! (2021年11月)

昨日(10月24日)の全国の新型コロナウィルスの感染状況は236人と急激に減少しました。また、今日(25日)から時短要請もなくなり、飲食店も通常の営業に戻るようです。

感染のコントロールと経済を回して生活を守ることのバランスは大切ですから、一定の方向性に光が射したように思います。
ワクチンの接種状況は2回目を終えた方が68.6%ですから世界と比較しても日本は後れを取っていません。この急激な減少は識者の間でも意見が分かれるところです。ウィルスが生き残るためにヒトに多大な影響を与えないように弱毒化しているという説もあります。私は専門外ですが、やはり若者のワクチン接種が進んだことも大きいのではないかと思います。若い方は行動時間や行動範囲、接触する人の数も多いですし、仕事の従事されている比率も高いです。どうしてもウィルスのキャリアになりがちかと思います。
また、手洗い、マスクの徹底も大きいのではないかと思っています。 友人のお子さんがアメリカ カリフォルニア州に留学していますが、皆、マスクを外してしまっているそうです。花粉症の時期に海外からみえた外国人がなぜ?日本人は皆、マスクをしているのか?と不思議がる話も以前、耳にしたことがあります。マスクに対しての抵抗感がないことも大きな理由かもしれません。いち早く終息の兆しが見えたイギリスでインドからのデルタ株が猛威を振るい、感染者も5万人を超えているようです。経済の再開とマスクの義務をいち早く行ったイギリスですが、ここにきて見直しを求められています。
今日からは以前の日常生活にかなり戻りますが、ヒトは個人差がありますからブレークスルーといってワクチン2回接種を終えていても感染・発症の恐れがあります。 海外からの侵入を防ぐためにも防疫体制の強化、この1年半の間に身についたソーシャルディスタンスの実践、マスク、手洗いは継続すべきであると強く思います。

(文責:神奈川歯科大学客員教授 医学博士 簗瀬 武史)

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