市民新報コラム

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新型コロナの知るべき知識・予防 その2 (2021年3月)

先月、新型コロナウィルスの感染経路についてご紹介しました。もう一度、復習をします。

新型コロナウィルスは舌や歯周ポケットで増殖します。 舌の表面には舌苔が付きやすく、歯周ポケットも歯周病菌やヘルペスウィルスなどの増殖の温床ですから新型コロナウィルスの増殖の温床となる可能性を否定できません。つまり、お口にはいった新型コロナウィルスが増殖されて数が増えて「感染」が起きるのです。新型コロナウィルスは上気道、唾液腺や舌、歯肉を通じて感染することがわかってきています。このような感染経路なのでお口の中を清潔に保つこと、特に介護を必要とされている方は綿球や舌ブラシなどを使い舌の表面を清潔に保つことが重要になります。

医療従事者のワクチン接種が始まりましたが、私もワクチン接種を受ける予定です。マスコミ報道を見ていると、注射の後が痛かった、腫れた、少し熱っぽかった、体がだるい、アナフィラキーショックなどワクチン接種についてネガティブな報道が散見されます。ワクチンは筋肉注射ですから注射の直後は腕に軽い痛みを覚えるようなことは起きますし、若干の体調の変化は起こることがあります。
ただ、気をつけなければいけないのはアナフィラキシーショックです。これは蕎麦アレルギーなど食品でも起こりますし、お薬もしくはお薬の添加剤が体に合わない場合に出現することがあります。ワクチンは諸外国で安全性の確認は行われていますが、新たなお薬であり、ヒトの体の特異性、個体差を考慮すると出現の確率はゼロではありません。麻酔薬など通常、使用されているお薬でも出現しています。ワクチン接種前の問診時にご自身の体調や今までのアレルギーの既往歴、また病歴に関して充分に情報提供をしなければなりません。幸いにも接種会場はアナフィラキシーショックへの対応を充分に考慮した上での準備が進められています。最終的にはワクチン接種は御自身がお決めになることになります。

(文責:神奈川歯科大学客員教授 医学博士 簗瀬武史)

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