市民新報コラム

市民新報コラム

インプラントとセカンドオピニオン2 (2015年7月)

今月はインプラント治療費用を解説します。

インプラント治療は健康保険外の治療で高額な医療費がかかります。大別するとインプラント体を骨に埋め込むための手術費用、上部構造(被せ物やインプラントを利用した義歯)を製作するための費用、そしてその後のメインテナンスのための費用に別けられます。

最近、インターネットや広告で集客のためにインプラント治療に関する安価な埋め込み手術費用が掲載されていますが、実際は高額な診断料、骨が乏しいと診断の上の骨造成費用その他オプション手術費用が加算されるケースや手術費用は安価でも上部構造の製作費が一般より高額であるケースも散見されます。また、「インプラント無料相談会」という広告も見受けられます。中には歯科治療の相談ではなく、インプラント治療に誘導するためのものであったり、広告業者が商業的な契約の下で相談者を特定の歯科医院にインプラント患者を誘導することが目的のケースも散見します。

このような場合、治療費用にそのような広告費用が加算されているのは言うに及びません。インプラント治療はあくまでも治療法のひとつですから、本来、ブリッジや取り外しの義歯などと並列の選択肢でなければなりません。

また、治療終了後のメインテナンス費用や予後の不具合が生じた場合のリカバリー費用も考えなければいけません。現在は5年から10年の治療保証が一般的ですが、その保証がインプラント本体なのか?上部構造も含むものか?の確認は必要です。どうしても被せ物は咬みあわせの変化や経年的に欠けてしまったり、壊れたりする場合もあります。ただ、治療保証に関しても毎月、メインテナンスに来院しない場合は保証が打ち切られる契約もあります。毎月の来院ですと当然、健康保険外治療になりますから、長年の通院には費用もかさみます。いずれにしてもインプラント治療に関する診療計画と総額の費用を把握し、ご判断されることが大切です。

(文責 神奈川歯科大学客員教授 医学博士 簗瀬 武史)

2021年

2020年

謹賀新年with Corona

2019年

2018年

2017年

2016年

2015年

2014年

2013年

2012年

2011年

2010年

2009年

2008年

2007年

2006年

2005年

2004年

2003年

2002年

2001年

2000年

1999年

市民新報記事一覧にもどる

上にもどる